外国人雇用の現状を学ぶ
京都自動車青年会議所(AJA、奥村大生会長)は5月16日、下京区の日本生命四条大宮ビルで5月例会を開いた。
外国人雇用の現状を学ぶことをテーマに、講師として京都府自動車整備商工組合(城谷忠理事長)の技能実習生監理部職業紹介部の石村直哉マネージャーが動画で出演。技能実習生を会社に迎えるにあたっての準備や心構えなどをレクチャーした。実際に会員企業で働く外国人を招き、ディスカッションも行い、参加者らは実態に即したノウハウなどを学んだ。
開会に先だって、あいおいニッセイ同和損害保険㈱の担当者から新たな保険サービスや㈱エムティーアイと連携して取り組んでいる降雹アラートサービスについての解説も行われた。
冒頭、奥村会長は「日本の人口はこれから減少するため、人手不足に悩む企業も増えていく。人材確保にはさまざまな手段があり、そうした中で外国人の採用も選択肢の一つだ。例会ではディスカッションを通じ、積極的に現状を学んでココロオドルものにしてほしい」とあいさつ。
河原林担当理事
選手交代委員会 岡田委員長
一徳一心委員会 小牧委員長
興味心々委員会 中村委員長
新入会員 ㈱ダイサブの谷口弘樹氏
第二子を授かった㈱堀井商事の丹羽裕氏にお祝いの贈呈
例会では第一部として技能実習生の受け入れに関して豊富なノウハウを持つ石室マネージャーが動画で解説し、「右も左も分からない子たちを受け入れるので、思い通りにはいかないことが多くある。愛情を注ぎ、徐々に慣れてもらえる体制づくりが大切だ」と必要な備えを語った。
第2部では実際に外国人人材を受け入れている会員企業で働く技能実習生が加わり、会員らと相互でディスカッションを行った。受け入れ企業からは「積極的に雇用していると、実習生同士で日本語を教え合うので、どんどん仕事や職場に慣れていく」といった声が挙がった。実習生からは「日本でずっと仕事をしたい」といった感想や「国へ帰ったらバイクスクールを作りたい」といった夢を語る者もいた。
閉会の辞では㈱SYの山本義嗣氏が「実習生の方は本気で勉強しているため、そうした真面目な雰囲気が職場にもいい影響をもたらすこともある。実際に働いているところに足を運び、見てみることが大切だと感じた」と感想を語った。
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